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蛤とはかた地どりの手揉み中華蕎麦@かれん・足立区北千住

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写真: 蛤とはかた地どりの手揉み中華蕎麦@かれん・足立区北千住

写真: ラーメン@宮元製麺・江東区南砂町 写真: 広島汁なし担担麺・大盛+パクチー@tomoru・墨田区押上

北千住煮干中華蕎麦 かれん
  足立区千住2-52-1

 この日も限定メニューを求めて訪れた。勘違いをして10分ほど早めに出たため着いたのも想定よりも10分早い11時10分だったが、店頭には若者1人が待っていた。彼の後ろに並んでいると、しばらくして高野店長が現れ「お待たせしております。お一人ずつ順番に食券をご購入ください。」とアナウンスがあったので、それに従い一旦入店し、入口入ってすぐの右側に置いてある小型券売機で標記限定メニューのボタンをポチっとな。1350円。購入した食券は厨房にいる高野店長に渡し、再び店頭で席が空くのを待つ。この日は並び始めてから約10分で席が空き入店出来、さらに5分ほどでラーメンが提供された。
 今回は具材が別皿に盛られ、ラーメン丼には麺とスープ、それに薬味の白髪ネギだけというかけラーメンスタイル。メニュー説明によると、麺とスープそれぞれ本来の味をじっくりと味わってもらいたくてそうしたようだ。麺は幅が5mmほどで左右のサイドがピロピロと波打つ弱縮れ平打ち。手もみ麺だから茹でる前に体重をかけて手もみをしているのだろうが、かなりの高加水麺のようなので形状を記憶してくれないみたいで、手もみ麺特有の強烈な縮れとよじれは見られなかった。この麺、今流行りのもち姫配合ということなので驚くほどモチモチしている。あまりにモチモチしているので、お餅のように噛んでいるうちに溶けるのではと錯覚するくらいだ。麺の厚みもそれほどないのに、歯を入れた瞬間に歯応えもあって好感が持てる。以前に提供されていた平打ち麺とは麺質が異なるように思う。スープを口に含むと、何も知らなくても貝、それもホタテでなくアサリかホンビノスかと思えるほど貝の風味がしっかりとする。ただ、ハマグリの姿は見えないし、そもそもハマグリは高級なのでハマグリ出汁だとは思わないが、言われればハマグリのお吸い物に通じる味わいがある。そのハマグリを地鶏が黒子となってしっかりと支えているのでただただまいうーだ。食べ始めて少し経った時、高野店長から「温度が下がるとスープの味わいが変わるから、あまり飲まないで残しておくように。」とアドバイスがあった。そのようにすると、スープ温度の低下に反比例して旨味をより強く感じるようになった。この現象は特に貝出汁で顕著だと思う。チャーシューは3種類。豚バラは、生ハムに加工することを目的に長期肥育されたイタリア産豚のバラ肉をオーブンで焼いたもので、醤油の風味と相まって絶品。レアな肩ロース?チャーシューはしっとり軟らかで上品な旨味が、またやや厚めにスライスされた鶏ムネチャーシューも低温調理のようで軟らかく、こちらはさっぱりとした美味しさだった。味玉は黄身の濃厚さは感じないものの、ほどよく味が染みていてホッとするような安心の味わいだ。ワカメに関しては、自分的にはラーメンの具材とすることには否定的だが、このスープに限れば相性がよく、また、厚みがあって歯応えも感じられてモウマンタイ。
 食券発券時の印象は「いつもと比べると値段が高いな。」というものだったが、ハマグリ出汁の濃さと具材、特にチャーシューの豪華さを考えれば特製相当なので納得だ。それにしても、こちらのお店に今月は今日で6回目とは行き過ぎだな。

・お気に入り度:〇+

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